株式会社JA遠中サービス

コラム「友引に葬儀ができない理由」

お知らせ

2024.12.30

コラム「友引に葬儀ができない理由」

日本では、六曜(ろくよう)という暦があります。六曜は日々の吉凶を占うもので、友引(ともびき)もその一つです。

しかし、友引は、もともと「共引」と書かれ、「勝負がつかない日」を意味しているそうですが、音の響きで、後に「友を引く」という意味に変わったそうです。この「友を引く」という解釈から、友引に葬儀を行うと故人が友人や知人をあの世に引き連れてしまうという迷信が生まれました。そのため、多くの人が友引の日に葬儀を行うことを避けるようになったそうです。

さらに、友引の日は一般的に吉日とされており、祝い事や結婚式には向いているとされています。そのため、葬儀という悲しい出来事を避け、別の日に行うことが礼儀とされるようになりました。また、多くの火葬場が友引の日には休業するため、実際に葬儀を行うことが難しくなっています。火葬場の休業は迷信や伝統に基づいており、友引に葬儀を行わないという風習が続いているのが通説です。

実際には、友引に葬儀をしてはいけないという明確な理由はありません。しかし、葬儀には風習や迷信が大切な要素として含まれています。これらの伝統や信仰は、理屈を超えた部分で私たちの心に寄り添い、大切な儀式に深い意味を与えているのだと思います。葬儀という大切な時間を尊重し、風習や迷信に従うことで、故人への思いやりと敬意を示すことができるのではないでしょうか。

JA葬祭センター袋井 塩屋

お急ぎの方はこちら

お急ぎの方はこちら